青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想を語ります。たまにただ語ります


 主に完結した漫画の感想を書く。多分漫画の感想にかこつけたぶちまけになっていると思う。基本的に漫画を読んで「xx 感想」と調べるタイプの人を読者として想定している。要は読んだ人向け。

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【第三十回】僕等がいた~王道を行くも「かませ」が哀れ~


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

 

僕等がいた 1 (フラワーコミックス)

僕等がいた 1 (フラワーコミックス)

 

 

 アニメもやったし映画もやった。2017年現在は完全にブームが過ぎ去った後の状態で、「何を今さら……」と思うかもしれないが、まあ少し俺の話を聞いてくれ。5分だけでもいい。

 なんだろうか、私のイメージする少女漫画像に限りなくフィットするというか、漠然と抱いていた思いを「あ、これか!」という感じでうまい具合に具現化してくれているわけよ。少女漫画、全部載せ(しかもオトナ編アリ)。

 この作品を読んで言いたいことは主に二つ。「竹内クン超不憫」と「あ~よかったよかった」である。この言葉に全てを集約したい。

 

 

王道を行くも「かませ」が哀れ

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     小畑友紀。この作品が10年選手で、代表選手。スマッシュヒットやね。

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)
     北海道の女子高生が、チャラい同級生に惚れて、付き合って、間色々あって別れた期間があって、男の方の親友から迫られて、でも断って、収まるところにおさまりました、と。 
     いつもの通り、気になる方はWiki(僕等がいた - Wikipedia )でも見といてください。

    f:id:Blueshrimp:20180124184252p:plain

    (このガラス細工っぽい画力も王道ちゃあ王道やね)
  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全16巻。ベツコミ(フラワーコミックス系列?)で2002~2012年頃連載。

感想

  1. 出会い

     少女漫画って古本屋に行くと全巻セットでなぜか半額とかになってたりする。何ででしょうね。雑食性の私としては嬉しいんですけど。

     今しがた雑食性と言った割に、恋愛ものは割と敬遠していた。というか、少女漫画を敬遠する傾向にあった。なんとなくオチが決まってる(どうせ最初に出てきたイケメンと引っ付くだけなんだろ?)と思ってたし、絵が背景含めてカッスカスなのが気に食わなかった。

     でも改めまして、その考えは大いなる間違いだったと深く反省している。「なんか名前だけ知ってるな~」と思ってガサっと全巻買って読んだ今は、本当にそう思っている。

  2. 何故素晴らしいか

     ド王道ド嵌り。そりゃ人気出るわ。

     一応今まで敬遠していた理由が下記。

     まずオチが決まってるから読まない、という理由について。これ全然ダメだったね。だって私が好きな漫画って、ギャグとしてのオチはあるけど話のオチ無い作品多いから。敬遠する理由にならない。

     更に言うと、ドカベンを「どうせ明訓が勝つんだろ?」っていう理由で読まない奴がいたら頭おかしいと思うし、ドラクエを「世界救うだけでしょ?」って言ってやらないのもはなはだおかしい。そんなこと言ったら、「どうせ死ぬんでしょ?」とか言って人生舐めてる中学生と何ら変わらんのである。要は、その過程こそが楽しくて、愛おしいのだ。

     で、僕等がいた、に関して言えば主人公の高橋(ちんちくりん)が矢野(チャラ男)に惹かれて、でも傷つけて、お互いに泥レスで前に進んでいくのが愛おしい。ヤりたくてたまらない矢野が、高橋が愛おしくてヤれないのもイイし。最近の少女漫画は進んでるなぁ、と思いました。私がファイトの暁にハァハァしてる裏でこんなことが起こっていたとは、、、

     しかも気づいたら社会人編に突入している。北海道から東京に転校した矢野が音信不通になったという話である。げんなりするほどご都合主義、というか話を進めるためだけに人を殺して物語を動かしたのだが、これがイイんだ。少年漫画だとこういうのはうんざりするんだけど、恋愛ものだとこういうわっかり易い障害が、なんというか虚構な感じが出てすんごくいいのよ。現実と地続きな話は南Q太に任せとけばいいのよん。

     ライバルの竹内君(シュっとしたイケメン。多分童貞)が何故か外コンに就職して万全の構えで迫ってくるとかもうドッキドキよね。外コンなら何やってもいいと思ってたけど、彼らは彼らで大変なんだろう。私も大変だ。

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    (かわいそうな「かませ」の竹内君。多分童貞)

     そんなこんなで、結局行方不明になってた矢野と引っ付きなおしたりしたワケですが、まあこのオチ、というかラストはわかりきってたことなんだけど、でもこうじゃないと私は多分暴動を起こしていたと思う。変などんでん返し、いらないからね!

     冒頭の少女漫画全部載せ、ということについて一応分析。

     結構な数少女漫画を読んだ(こなした)結果、我々、あるいは私が抱いているオーソドックスな少女漫画に必要十分な要素は以下(あらあらの状態で恐縮です)。

    ・男(最終的に結ばれる相手)はイケメン(自覚あり無し問わず)
    ・誤解や噂ベースでは、男は最低の評価からスタート(あるいは、周りから王子様扱いされてるけど実は性悪で、でもふたを開けてみると……というパターン。道明寺クンですね)
    ・主人公は自分のかわいさに自覚は無い(or磨けば光る原石)
    ・一巻のどこかで、男の評価が根底から覆されるイベント発生
    ・そこからじわりじわり(男の暗い過去を掘ったり、家庭の事情があったり)と距離を詰める
    ・男側の親友が「じゃあ俺あの娘に行ってもいいよな!?」という旨のイベント(もちろん噛ませ犬。今回の竹内くん)
    ・ある程度好感度がお互いに上がったところで、ゼロ付近まで(見かけ上)戻るイベント発生
    ・その後の最大のイベントで恋愛成就(まあドラゴンボールでボロボロになるまで修行して仙豆食べるイメージですわ)
    ・友人の恋愛を応援等行い、数巻を費やす
    ・最後に二人の絆を再確認する大型イベントが発生して、数年後というエピローグ

     くらいか。また確認します。僕等がいたはだいたい入ってるよな、と思ったら案外そうでもないかもしれない。

     

     画力の話は、まあ読んでりゃ慣れるよ。それに尽きる。そういうモンだと思って読んでりゃあ気にはならねぇ。初期ヒーローカンパニーと神奈川のりこも慣れりゃ読めるんだ。どうってことないさ。

     

       

  3. その他雑感

     蛇足になるが、連続して二巻以上読むと少女漫画ってのは死ぬほど疲れます。でも、そういうところが、気に入ってたりするんだな。
     

まとめ

  • 王道王道で一安心
  • 竹内君かわいそう
  • 変に感情移入してしまうね

 ちなみに、社会人になってからこの漫画を買いまして、君に届けとこれを途中まで読んで「何て格好いいんだ……」と思って、何を血迷ったか(別に血迷ったわけではないが)、片思いの娘に告白したら粉砕された。

 まあ言いたかったことが延々言えなかった自分の背中を後押してしてくれて、後悔が無いようにしてくれた。そういう意味では感謝してます。こういう話は別途項目立ててそのうちできればいいと思います。


 
 じゃあのノシ

 

青海老

 

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