青海老まんが日記

漫画の感想と思い出。雑記とロードバイクも。


 社外ニートがおぼろげな記憶で、基本的に読んだ人向けに完結漫画の感想と思い出を書きます。

 サイトマップから選べば、読んだことがある作品を見つけられるかもしれないです。

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【第百八回】僕たちがやりました~罪悪感でゲロ吐きそう~


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

僕たちがやりました(1) (ヤングマガジンコミックス)

僕たちがやりました(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

 

 やっちゃあいけないこと、やりたくなることありませんか? 私はあります。聖人君子じゃないので、あいつマジムカつくからあいつの乗ってるxxがxxしねえかな(全部自主規制)、とか全然あります。仕方じゃないですか、人間だもの。

 でも、我々は理性があるので実際はやりませんよね。で、もし。もしよ。もしやってみたらどうなるんですかっていうのがこの漫画。

 結論から言うと、「あ~こうなんのか~」としか言いようがない。悪い夢をずっと見ているような、そんな漫画です。自分の手と将来を汚さずに何かを成し遂げてしまった気がするので、何かの追体験としておすすめです。

 

僕たちがやりました

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

    金城宗幸と荒木光のコンビ。正直二人とも知らなかった。これからの人ですね。

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)
     カスみたいな男子高校生四人組がアホほど金持ちの先輩と、クソヤンキーのたまり場をほんの気持ちで放火(ちょい爆破)する。運悪くプロパンに引火して校舎ごと大爆発する事態となり、多数生徒が死亡。一躍お尋ね者に。
     一時は警察に完全に追い込まれるも、先輩父の暗躍により放免。罪悪感を抱えつつ生きるがいろいろあり耐えきれなくなり自首。それももみ消され、罪悪感と付き合って生きるしかなくなる。
     いつもの通り、気になる方はWiki(僕たちがやりました - Wikipedia)でも見といてください。

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    (一巻表紙。毎回登場人物のアップ。かなり圧迫感ある)
  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全9巻。ヤンマガで2015~2017年頃連載。
     

感想

  1. 出会い

     サブリミナル的にタイトルだけ知っていたのでバサっと購入。

  2. 何故素晴らしいか

     冒頭でも書きましたが、やっちゃいけないことをやってみたっていうIFの世界を体験できるのがミソです。それもとんでもないマイナス方向の世界で。

     プラス方向のIFを描いた作品って山のようにあるんですよ。現実的な話だと、例えばダイヤのエースなんかは才能がちょっとあって、真面目に努力していたらどうなりますかとかいう漫画ですよね。ベイビーステップなんかが一番現実的(素人が死ぬ気で理論と努力と根性でやってみた)かもしれない。

     才能が最初からあって、それを活かして色々やってみますというのも漫画では珍しくないですね。ダイの大冒険なんかは、竜の血を引いて~みたいな話です。これも沢山ある。最近はやりなのは、やっぱり異世界転生ですね。強くてニューゲームとでも言えばいいか。

     そんな中で、完全にマイナス方向にふりきってるこの作品。ウシジマ君のカス人間目線で生きたらどうなるんですか、という感覚に近いですかね。

     

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     心理描写がリアルでね。これ三巻の画像なんですがこの時点では逃亡とか考えてるんですよ。実際私もこうなると思います。まず逃げ切ろうと。話はそれからだと。時効まで海外で粘れば……と思う訳ですね。極めて自然。

     ところがどっこい、後半読み進めると罪悪感がどんどん膨らんでくるんですよ。これって現実でもある話で、なんか上手いこと言ってその場をテキトーに切り抜けた時って、あとあと何かいや~な気持ちになること、あるじゃないですか。この場合も御多分に漏れず、いや、人殺してて全く挽回の余地が無いのでより酷い感じですね。強烈な罪悪感に苛まれます。

     最終的には派手に自首しようとするワケですが、それすら失敗してその後をのうのうと生きるしかなくなる、と。

     いや~これ辛いですよ。だって贖罪の方法が完全にないわけですからね。絶対に取り返しがきかない。スポーツとかなら私だって経験ありますが、その何億倍の辛さでしょう。最終的には通り魔に向かって「待ってました!」という始末です。

     全く救いが無い漫画だった。キツいね。
      

  3. その他雑感

     ちなみに、一巻丸々使って爆破までの下準備を書いているんですが、これがなかなか英断だなと。ボーっとしてたら打ち切り間違いなしなんですけどね。長々と下準備したから、そのあとの心理描写に説得力が出た形になっています。

     普通なら、焦って一話二話同時掲載で速攻爆破、って感じなんですけどね。よかったよかった。
     

まとめ

  • 心理描写が丁寧だから「ありそう」感が凄い
  • やっぱ罪悪感って堪えられないですよね。
  • 下準備がいい味出してる

 

 明日は我が身……でもないですけど、やっぱり漫画って出来ないことの追体験としてはかなり間口が広いワケですよ。いろんな漫画があっていい。

 でももう読みたくねえなァ~
 
 じゃあのノシ

 

青海老

 異論/反論や取り上げて欲しい漫画があればコメントくだされば幸いです