青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想文。たまに自転車乗ります


主に完結した漫画の感想を書く。多分漫画の感想にかこつけたぶちまけになっていると思う。

基本的に漫画を読んで「xx 感想」と調べるタイプの人を読者として想定している。要は読んだ人向け。

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満月をさがして 感想:女子小学生の気持ちになってさ


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

 

満月をさがして 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)

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 しかし私はちゃお派だったので、250万乙女のバイブルなりぼんなお姉さまにはなれなかった。ちゃおは小学校低学年向けで、りぼんが高学年向けらしい。

 そんな小学校低学年女子な生活を続ける私に一筋の光が!

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 「え……誰? かみやま……まんげつ?」と当時2chに入り浸っていた中学生の私は意味も分からないままアスキーなアートを楽しんでいた。そして時は10年以上流れる……

 

 

女子小学生の気持ちになってさ

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

    種村有菜。神風怪盗ジャンヌなど。デビューはやいなー(すごいなー)と思っていました。

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)
     病気で余命一年な女子小学生が、死神の力で16歳になり芸能界を席捲! ついでに死神の痴情のほつれと自分の恋を実らせる!
     いつもの通り、気になる方はWiki(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%80%E6%9C%88%E3%82%92%E3%81%95%E3%81%8C%E3%81%97%E3%81%A6)でも見といてください。

     

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    (最終巻表紙。一瞬「アレ、これ何の漫画だっけ……」と錯覚する)
  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全7巻。りぼんで2002~2004年頃連載。

感想

  1. 出会い

    そういえば読んでないな、という理由で「神風怪盗」と同時に大人買い。大人っていいわー。

  2. 何故素晴らしいか

    (最終的にはホメ契りますが、序盤は若干批判的になります)

     いや~、キツい。何がきついって、アラサーの男が読むのはキツいのよ。色々キツい。

     まず設定がキツい。もうね、眩しすぎるのよ。満月ちゃんが。もう単独アイドルが云々なんか、ようこそようこで止まってんのよ。おぢさんの頭の中では。アイマスとかあるとか言いますけれどね、それはグループだから。オジサン、アレ箱で推してるから。あと今更ハマるのが怖くて手出してないし。

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     アミノテツロー、いいよね。マクロス7とかさ

     そんな満月ちゃん、眩しくてみていられないんですよ。若さとそのまっすぐさにやられてしまう。まずストーリー以前の話である。そんな目で俺を見るな!

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     もうアラサーなので、こういう逆境とかは心臓に悪いだけで別に進化したりはしない

     設定もキツい。アイドルが成り上がる設定は全く問題ない。圧倒的な歌唱力を武器にのし上がるのは、努力と根性でアイドルになろうとする現代にアイドルアニメよりも個人的には説得力、というか必然性がある。ポッと出が躍進すること、認めたくないけど一番あるパターンよね、これ。

     それはいい。それはいいんだ。キツいのはそっちじゃなくて、死神の方の設定なんですよ!

     ざっくり言うと「自殺した元人間である死神は、死にそうな人の命を刈り取る職務に就いている」という設定であるが、まあこれはいい。まだいい。問題はなぜか最終巻頃に「冥界に最初に来て冥府を創立し、一番始めに死神になった魂のなれの果てである死神主人(デスマスター)を、その死神であるところの呪縛から解放する」という、壮大な、あまりに壮大過ぎるストーリーになってしまっているところである。

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    最終巻より。良いシーンなのだが、オジサンにはついていけなかった

     私たちは別に満月ちゃんが大きくなったり小さくなったりすることに腹を立てているんじゃない。そんなもんは、赤いキャンディ青いキャンディ知ってる、かい、なので全然OKだ。問題は、そのちょっとしたSF……違うな、ファンタジーに片足突っ込んだようなようなふわっとした設定が、もっと大上段に構えて扱うべきデカすぎる設定を女の子の恋愛のアクセントみたいに使うのが、もう、辛抱タマらんかったのですよ! 涙は女のアクセサリーとは言うが、死神のドンを改心させるってのもアクセサリーって言い張るのか? ええ?

     ……とここまでヒートアップして参りましたが、ここで少しトーンを落としたい。そう、この物語はりぼんに掲載されていたことを忘れてはいけない。俺はちゃお派だったけど、ちゃおは今でも楽しく読める。

     そう、そうなのだ。問題があったのはこの私。この私が女子小学生(高学年)の気持ちになれなかったのが全ての間違い。敗因はこの私だ。大丈夫、「ぷくぷく天然かいらんばん」とか「ミルモでポン!」とかをキッチリ読みこなしていた私である。ちょっと自分の心の中の女子小学生の年齢を上げてやればいいだけ……だ、いくぞ!

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    まあ監督もこう言っているので、ね?

     自分を小学校高学年の女子だと思いこんで読むと、まあ素晴らしいこと素晴らしいこと。

     まず神山満月ちゃん。これは私。ちょっと引っ込み思案だけど、もしかしたら秘めたる才能を持っているかもしれないこの私。私と満月ちゃんが違うのは、運がいいか悪いかだけで、本質的にはマジで同じ。私だって歌が上手くて持病を抱えてたら、世が世ならこうなったはず、というところで自己投影可能。まあ男子小学生がアバンみて傘振り回すみたいな感じですよ。決定的な乖離はあるものの、ギリ投影可能、というライン。おじさんにはなかった感覚だな。

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     ギリいける。大丈夫。

     で、取り囲むメンズとお姉さま。もうねー、これがタマランのですよ! 垂涎としか言いようがない。ちょっと優しかった男の子は(死んでるけど)心の中にいるし、死神の男はイケメンでしかも足りないところがあってかわいいし(ここは無意識に感じるところ。女子小学生はこの感覚を明文化出来ないが、ここにはその感情の発露は絶対にある)、お姉さまはお姉さまで(ごちゃごちゃした恋愛観はともかく)子供っぽくて、さりとて大人っぽさもある。憧れるわ~。
     これもおじさんにはなかった感覚だ。メンズは優柔不断のクソガキでまず働けとしか言いようがないし、女は女でそろいもそろってメンヘラ揃いなので近づきたくすらないとしか言いようがない。

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     憧れ!

     そして件のトンデモな設定であるが、もうこれは女子小学生ならなんの疑問も持たずに受け入れるんですよ。そう、こんなもんはタクトとの愛を育むための一つの材料でしかないんですよ。レディースものでいうところの、イケメンの御曹司(ぽっと出)くらいの置石なんですよ。別に世界が崩れようがどうしようがそんなこと私の知ったこっちゃなく、ちょっと恋って障害があったほうが燃えるわよね、というくらいの位置付けなのだ。何を隠そう、ロミオとジュリエットの時代から、な~んにも変わっちゃいないのだ!

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     こういうコマの出汁! いい出汁出てるよ!

  3. その他雑感

     ……とまあ、おじさん目線から女子小学生目線に切り替えればあら不思議に楽しめるワケですよ。だから皆さん、一回読んだくらいで「子供向けだからツマラン」とか言うのはやめてさ、「子供向けだからこそ童心に返るチャンス! 子供のごとく楽しもう!」という発想に切り替えてはごらんなさいよ。まあ、女子小学生だったことは一度もないんだけれど……来世に期待だ!

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     二回目に読んだときの感想はマジでこんな感じでした

まとめ

  • おじさんには分からん
  • 女子小学生なら分かる
  • じゃあ女子小学生になって楽しめばいいじゃん

 

 ま、特撮にヤボなこと言わないのと同じ。全部が全部リアル路線になったらツマんないでしょ?

  関連する過去記事はこっち(↓)。

 

blueshrimp.hatenadiary.jp

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 じゃあのノシ

 

青海老

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