青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想を語ります。たまにただ語ります


 主に完結した漫画の感想を書く。多分漫画の感想にかこつけたぶちまけになっていると思う。基本的に漫画を読んで「xx 感想」と調べるタイプの人を読者として想定している。要は読んだ人向け。

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【第七十六回】花ざかりの君たちへ~男子校、そして中津の男気~


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

 

愛蔵版 花ざかりの君たちへ 1 (花とゆめコミックス)

愛蔵版 花ざかりの君たちへ 1 (花とゆめコミックス)

 

 
 男子校モノですね。実は以前男子校モノを紹介しています。

 

blueshrimp.hatenadiary.jp

 
 ↑の記事では確か鬼のごとく「こんな男子校ないから!!!」と言いましたが、同じことを再度言わせていただきます。

 「こんなん嘘やから!!!!!!

 確かに私の経験でしか判断していないっていう向きはありますよ。もしかしたらこの世のどこかにアホみたいみ美形の男子高校生がぞろりそろってかわいい感じの姫っぽいショタというかもはや最近のワードでいう男の娘がいる、そんな楽園・ヘブン・パライソもあるかもしれない。山田孝之の中学時代の卒業アルバムみたいな子がゴロゴロいるかもしれない。

 しかし、だ。ほとんどの男子校はそんなこったないのよ! 汚い部室で別にエロ本とかも散らばってなくてグラウンドでのんきにソフトボールとかしてる、、、そういう感じなのよ! これね、分かってるとは思うけどフィクションなのよ!

 
……というのは今日の本題ではなくて、要するにフィクションをフィクションとして楽しまなきゃいけないってことなのよ。そうすると、男装したかわいい女の子が男子寮に潜入しても一年以上ほとんどバレずにきゃっきゃできるっていうのも受け入れられて、話が楽しめます、と。話はそこからだ! 細かいことに拘泥するんじゃない!!!

 

 

男子校、そして中津の男気~

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     中条比紗也。代表作はコレ。

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)

     本文。高跳び選手佐野泉にベタ惚れした芦屋瑞稀ちゃんは佐野を追って桜咲学園(男子校)に入学。本人は女であることを隠してはいるが分かる人には当然分かるようで、佐野は寮の同室であることもありワリと一瞬で気づくが気づいていないふりを長期にわたり敢行する。そして可哀相なのが恋のライバル中津秀一。瑞稀が女であることが終盤まで分からず自分は同性愛者ではないかいやしかしそんなことは――という葛藤を踏まえて突き進むわけです。
     いつもの通り、気になる方はWiki花ざかりの君たちへ - Wikipedia)でも見といてください。

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    (最終巻表紙。左から中津君、瑞稀ちゃん、佐野君。真ん中が女って気づかなけりゃ節穴だろ



  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全23巻。花とゆめで1996~2004年頃連載。
     

感想

  1. 出会い

     いろいろありまして(フられて)空前の少女漫画ブームが到来していた私に一筋の光が! そう言えばこれ名前聞いたことあったけど読んだことなかったな……ということで大人買い。正直話の内容も全く知らなかった。

  2. 何故素晴らしいか

     前述の通りというか、とにかくフィクションであることを受け入れるまで中々時間がかかった作品だ。というのも、例えば異世界ファンタジーならどんな奴が出てきてもびっくりしないわけですよ。ゴブリンとか、スライムとか。まあ「なるほどね。そういうことね」って脳が処理してくれるワケですよ。で、じゃあ現代日本が舞台だったらどうなのかって話ですが、例えばアイアムアヒーローとか、ウシジマくんとかもワリとすんなり受け入れられるんですね。前者はもはや異世界ファンタジーとしてみなしていいし、後者は自分の人生と全く関係がないので「そういうもんか」って思うからですね。

     翻って、花ざかりの君たちへ。私が不幸にも男子校出身ということもあり、脳が「ん……フィクション……!!!???」という具合に上手く受け入れられないんですね。全てのページにツッコミを入れたくなるワケですよ。男はもっとムダ毛あるぞ! とか、そんなにサラサラヘアーの奴はいないぞ! とか、そんなにスキンシップしないぞ、いたら結構そのケの奴だぞ! とか。まあ無限に突っ込めるワケですよ。

     そんな中で我々がフィクションと谷間を乗り越えて楽しめ始めたのは(つまり、ストーリーを追えるようになってちゃんとした恋愛モノとして楽しめるようになったのは)やはり佐野君がおそわないで自制してオナニーもしないところですね。これでやっと現実と区別がつくようになりましたよ。だってそんな奴いねーもん。襲いはしないけど、かわいい子がベッドインしてきてそのまま寝るとか不可能!!! これは断言してもいい。そんな奴いたら呼んでこいや!!! あんたなんか嫌いって言ってやるから! (海がきこえる)

     佐野君、聖人君子って言葉じゃ片付けられないよね。なんか問題というか欠陥を抱えているとしか思えないよね。そうじゃなきゃウソだよね……

     というわけで、無事フィクションの谷間を抜け出せたのでした! めでたし! 

     そこさえ乗り越えれば、あとは所謂三角関係とラブコメと男子校シチュを使ったあれやこれやですが、それはまあグリーンウッドと似たような感じなので、まあそこそこ涎たらしながら楽しめました
      

  3. その他雑感

     ああ! そうそう中津君の話でしたね! 彼、多分少女漫画のフられ役至上屈指のカッコイイ男なんじゃないでしょうか!

     中津君の変遷

    1. 瑞稀ちゃんを見かけ、心を惑わされる
    2. いやいやでも男だから。かわいくても男だから
    3. でもやっぱりかわいい。でも男だから男だから……
    4. 2~3を延々ループ
    5. 結構かわいい感じの女の子に告白され、つきあう
    6. それなりに楽しい、でも瑞稀のことが忘れられない……
    7. やっぱり自分の心に嘘はつけへんは! ごめん! と別れる
    8. 瑞稀が男でも女でも関係ない! オレは瑞稀が好きなんや! と言って告白する
    9. 当然玉砕する
    10. でも、そのあと直ぐ瑞稀を友達に戻る。というか、フられたのを全く気にせずアプローチしまくる
    11. 瑞稀にとって良き友人になる。でもやっぱりあきらめがつかない……
    12. 佐野と瑞稀が両想いであることを知る
    13. それでも瑞稀を傷つけないように応援する。心で泣いて、瑞稀を笑顔で応援する
    14. 実は瑞稀が女であると言うことに気づいてしまう。でも、瑞稀が男でも女でも関係なく、中津は瑞稀が好きなのであった……

     哀しすぎませんか!!!!! そして、格好いいでしょ!!!! とにかくもう一度中津目線でこの漫画を読んでくれ!!!!

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    (自分の気持に真っすぐだかなんだか知らねーが、ハタから見ると魔性の女)
     

まとめ

  • 男子校フィクションは鬼門
  • 中津は漢。中津目線でもう一度読んで欲しい
  • 瑞稀は魔性の女。はたから見れば、やっぱりそう見える

 

 あとですね。私関西人なので漫画とかアニメの関西弁は異常に気になるんですけどね、中津君はきれ~な関西弁なんですよ。で、調べてみれば作者が大阪出身だそうな。そらそうやわ。ここ、結構大事なポイントよ?
 
 じゃあのノシ

 

青海老

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