青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想を語ります。たまにただ語ります


 主に完結した漫画の感想を書く。多分漫画の感想にかこつけたぶちまけになっていると思う。基本的に漫画を読んで「xx 感想」と調べるタイプの人を読者として想定している。要は読んだ人向け。

 タバタ式から辿ってきた方は、恐れ入りますがグローバルナビゲーションのロードバイクの部分から飛んでください。最近練習サボリ気味

編集王 感想:大人の燃え方


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

 

編集王(1) (ビッグコミックス)

編集王(1) (ビッグコミックス)

 

 なんでこういう漫画が少ないんだ! 世の中には社会人が熱血する漫画が少なすぎるぞ! あるにしても、何でみんなスポーツとか音楽とかそういうのばっかりなんだ。仕事に一生懸命になってもいいじゃねえか……!

 ということで編集王です。いいよね、コレ。社会人になってから燃え方が分かんなくなる人も多い(私もそのうちの一人です)ですが、これはいい燃え方してると思うよ。組織の一員として燃えるのって難しいからね。色んな燃え方があるんですよ、人には。

 

大人の燃え方

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     土田世紀。同じ月を見ているなど。故人。アルコール依存気味だったらしい。

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)

     桃井環八は網膜剥離により全く目が出ないままボクサーを引退し、一転して漫画雑誌の編集者見習いとなる。真っ直ぐで一本気なカンパチは売上や人気至上主義のやり方が気に入らず、周囲を巻き込んで行動を起こしていく……
     いつもの通り、気になる方はWiki(編集王 - Wikipedia)でも見といてください。

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     最終巻表紙。みんなで同じ方向を向いているのがこれほど感動する漫画も少ない

  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全16巻。ビッグコミックスピリッツで1993~1997年頃連載。
     

感想

  1. 出会い

     ちゃんと読んだのは社会人に入ってからであるが、実はこの漫画とは大学生の頃に一度出会っていた。当時は『燃えよペン』とか『吼えろペン』とかがめちゃめちゃ流行っていた(もちろん私の中だけの話である。周囲は全く知らなかったと思う)ので、漫画家漫画というジャンルをもうちょっと手を伸ばそうかな~と思って一巻だけ買って読んだはいいものの、なんか違うなと思って読むのを辞めた経緯がある。

     しかし時は流れて社会人になり、あらためてざーっと読んでみると、その熱さと「よくそんなこと出来るな」感が入り混じった雰囲気に無事共感できるに至ったのであった。あ~よかった。

  2. 何故素晴らしいか

     別の回でも書きましたけどね、大人になると何かに燃えたくても燃え方が分からないんですよ。

     

    blueshrimp.hatenadiary.jp

     

    (多分コレに書いたハズ)

     要はスポコンを読んでも、なんとなく冷めた感じになってしまうワケなんですよ。想像力のなさが原因ですね。

     その私の想像力の無さを上手く補ってくれるのが編集王なんですね。主人公は明日のジョーフリークのプロボクサーだが、網膜剥離で敢え無く引退。知人のツテで全く門外漢の漫画編集部にバイトとして就職。

     で、ここからが物語。志半ばで散ったからか、あるいは生来のものか(おそらく後者)。熱血全力で仕事を始めるんですよ。

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     明治一郎説得シーン。おそらくあと100年社会人やっててもこのセリフは言えない

     社会人の私からすると、これはマジでスゲーと思うワケですね。部活とか趣味とかは、自分から掴みに行ったフィールドなのでなんとなく全力になるのは分かる。でもなぜだろうか。仕事も自分で掴みにいったフィールドなのに本気になれない。

     いや、正確に言えば本気になれないのではなく本気の成り方が分からないのだろう。不真面目に仕事をしているわけではない。頼まれればなんでもやるし、残業だって引き受ける。責任もとる。なんだってやるつもりなんだよ。

     でも、なんとなく熱くなる方法が分からない。10キロランニングしろとか、素振り1,000回やれとか、そういう方がわかりやすい(歯ァ食いしばれェとかでもいいけ……やっぱ嫌か)

     でもカンパチ(主人公)はなんでもない場面でも全力だし、スマートじゃない。そんな彼に憧れているし、そうなりたいと思っている。

     そうなれないなら、そんな仕事辞めちまえ! 島耕作になんかなりたくないんだよ!
      

  3. その他雑感

     ストーリーの骨子としては、全力で突っ走るカンパチに周囲が呆れつつも振り回されて、最終的にはその熱量が移って自走するというところだろう。この自走までもっていくというのがミソで、カンパチから彼ら彼女らが離れても走り続ける。そして、読者である我々もそれにあてられて走り出す。それって素晴らしいことでは?

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    マンボ好塚自走シーン。泣けるね
     

まとめ

  • 想像力が無い私でも入り込める。込まざるをえない
  • やる気をねじこんだあと、自走させてくれる
  • やるきパルスを共振させてくれ

 

 なんとな~く仕事って熱血しづらいんだよなァ……やる気のパルスを共振させてくれ!!!



 燃える漫画家の作品はコレ。
 

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 やる気出すにはコレ。

 

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青海老

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