青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想文。たまに自転車乗ります


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ひまわりっ 健一レジェンド 感想:実に不愉快な女


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

 

ひまわりっ ?健一レジェンド?(1) ひまわりっ 健一レジェンド (モーニングコミックス)

ひまわりっ ?健一レジェンド?(1) ひまわりっ 健一レジェンド (モーニングコミックス)

 

 
 実に不愉快である。不愉快極まりない。ただ以前述べたのだが良い漫画と愉快or不愉快は何ら関係がないのである。

 何が不愉快かというと、日高なのはとかいう途中から出てきた悪魔だ。そしてそれの対比で浮かび上がる主人公のええかっこも何だか腹が立ってくるぞ。健一二号の世間知らずというか天然っぷりにも怒りが収まらねェ……

 

 

実に不愉快な女だ

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     東村アキコ。大御所ですね。

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)
     美大卒の林アキコは就職活動も上手くいかず地元宮崎にUターン。就職した南九州テレホンは父親ははじめとするコント集団のような奴らばかり。そんな中漫画の投稿を続けついにはデビュー。東京進出も恋人(候補)の純朴なケンイチ君が気になって……という話。
     いつもの通り、気になる方はWikiひまわりっ 〜健一レジェンド〜 - Wikipedia)でも見といてください。

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    最終巻表紙。最終巻の表紙に主人公がいないって結構斬新だな

  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全13巻。モーニングで2006~2010年頃連載。
     

感想

  1. 出会い

     なんとなく東村アキコ強化月間だったので主に泣いてますと同時購入。元々弟の方のファンだったんですけどね。

  2. 何故素晴らしいか

     まず東村アキコに慣れなければいけない。世の中にはいきなりコントが始まるギャグマンガは結構あるけれど、東村アキコのコントは結構長い。しかも元ネタが分かるような分からんような、というところ。これは世代とか年齢の違いがあるだろう。要は慣れ。置いてけぼりにすることに抵抗がないので、読者はそれに食らいついていかなくてはならない。でもギャグってそういうもんで、分かる人には分かるネタがけっこー面白かったりするのよ。これ笑いの本質かもね

     コントの方は一気読みすると結構食傷気味になるんですけど、まあぼちぼち一巻ずつ消化する分には悪くはない、というかギャグマンガ何だし遠慮なく入れてくれって感じです。

     いや、確かに一気読みしたときは胸やけでイライラしながら読んでましたが、そんな読み方する方がおかしいという説が正しい。週刊誌ですしね。読むと元気になる雑誌ですんで。

     じゃあコント以外はどうかっていうと、これも私が漫画を読むうえでの究極のテーマだと思っているんですが、どこまでを物語(フィクション)とするかという問題があるんですよ。

     例えばコントシーンは漫画です。それはいい。でも実際の業務とか主人公の恋心とかは現実にありっちゃありかもしれない。金持ちの男とか美形の先輩とかは脚色もあるかもしれない(というか確実にある)けれど、まあいそうです、と。

     で、ここで話をややこしくしてくるヤツがいるんです。そう、健一一号です。健一一号ってのはアキコの父親ですね。これがフィクションじゃないらしいんでうよ。いやまあ盛ったり減らしたりしてるらしいけど、あとがきとか見てると脚色無しでも全然マンガ的な人間だな、とそう思っちまうんですよ。

     そう思ったら最後、この漫画では現実とフィクションの区別が全くつかなくなる。私は基本的に調子がいい日しか現実と虚構の区別がつかないんですが、それに輪をかけた状態になるワケですね。もう大変ですよ。

     そんな中で私の精神に影を落とす登場人物が二人。

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     怒りの炎でこいつらを燃やしたい。かまととぶってんじゃねえし、そんなむちゃくちゃな理論でホテルに誘うな。俺なら行く

     一人は健一二号。この漫画のヒーローというかまあ唯一の彼氏候補役ですね。こいつがぶっ殺したくなるくらい鈍くて天然でしかもモテているという現状に怒りを隠せない。確かに人が良いかもしれない。しかし愚鈍でのろまで外から見てるとヤキモキするぜ! 嫉妬の炎で燃えそうよ!

     そしてもう一人が日高なのはですね。もうおじさん怒り心頭ですよ。これが少女漫画の嫌な奴を煮詰めたような嫌な奴でしてね。オトコ受けしか考えてないワケですよ。好きな男を落とすためなら手段を択ばない感じがすんごいんよ。こういう女に落とされたいけど落とされたくない、そんな複雑な気持ちです。

     中食のサンドイッチの容器入れ替えに始まり、連絡先のミスリードや他人を使った妨害、露骨な情報操作、大事にしていた花を引きちぎる等々やりたい放題なんですね。もう筆舌にし難いくらい嫌な奴なんですよ。現実に居たらぶっとばすぞ!(ノリダー) って感じなんですが、まあ現実に居たら巧妙に隠されて分からずダマされるでしょう。コロっと。

     いやね、こういう漫画読んでると「こういう人間(女)が現実にいるのか……!?」とすげー不安になるんですよ。イライラする。ぜ!
      

  3. その他雑感

     ただね、悪役とか嫌な奴がいないと物語って面白くないんですよ。その嫌な奴の塩梅が難しいっていう話で。天沢聖司も最初は「やなやつ!」って雫に言われてたし。いまタイピングしてて思いましたが、すげー恰好いい名前だな。変換全然でなかったぞ。
     

まとめ

  • コントは慣れ
  • 健一一号(父)のせいでフィクションとの境界があいまいに
  • 悪役は必要。でもやりすぎ

 

 結局オーバーオールテンポが良くてフィクション的でジェットコースターのように楽しめる漫画ではある。ただ真剣に捉えたら死ぬほど不愉快かもしれない。ただただ現実にいないことを祈るばかりである……

 愉快じゃない女が出る漫画は以下。 

blueshrimp.hatenadiary.jp

 

blueshrimp.hatenadiary.jp

  
 じゃあのノシ

 

青海老

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