青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想文。たまに自転車乗ります


主に完結した漫画の感想を書く。多分漫画の感想にかこつけたぶちまけになっていると思う。

基本的に漫画を読んで「xx 感想」と調べるタイプの人を読者として想定している。要は読んだ人向け。

タバタ式から辿ってきた方は、恐れ入りますがグローバルナビゲーションのロードバイクの部分から飛んでください。最近サボリ気味

ハッスル! 感想:天衣無縫


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

 

ハッスル 1 祇園のリンダ (ビッグコミックス)

ハッスル 1 祇園のリンダ (ビッグコミックス)

 

 天衣無縫と大きく出たが、実際そんな作品なのだ。

 美しく、真っ直ぐで、純情。そして努力家。おまけに才能もある。だから周囲を惹きつける。そんな人間のサクセスストーリー。

 何の気なしに設定だけ読んだら「な~んや完璧超人のそんな話読みたないわ」となるところですが、ところがどっこいうま~く料理してあるのよ。

天衣無縫

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     一色まこと。ピアノの森とか花田少年史とか。ちなみに出直しといで! が一番好きかもしれない。

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)
     冒頭に少々触れたが、京都は祇園の舞妓さんが女子プロのスターダムにのし上がるまでのサクセスストーリー。
     いつもの通り、気になる方はWiki(ハッスル (漫画) - Wikipedia)でも見といてください。異様に充実している。

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     凛々しいわね!

  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全6巻。ビッグコミックスピリッツでで1995~1997年頃連載。

感想

  1. 出会い

     まあファンだから買うよね。多少古くても。

  2. 何故素晴らしいか

     一色まこと作品に共通なんですが、嫌な奴がいない! これがかなりミソなんですよ。

     普通はサクセススローリーを作ろうとするとね、まあ嫌な奴ってのを配置するんですよ。恐ろしい子! のやつでもやっぱりイジメみたいなのあるじゃないですか。陰口を叩きまくる女とか。そういうのは個人的にあまり好きではないんですよ。世の中はそんなに悪意に満ち溢れてはいない(と信じたい)。


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     シンデレラで言うと絶対継母のやつ。明らかに嫌な奴

     そりゃね、祇園の舞妓さんから東京の女子プロレスラーになろうとすると障害は沢山あって、中には反対する人もいるんですよ。でもね、やっぱり嫌な奴だから反対するのではなくて、彼ら彼女らの理屈でもって反対するから、最終的には義理を通せば主人公の味方になってくれるんです。

     読んだ人の中には「ん? じゃあラストの極悪双子レスラーはどうなんだよ! 悪意の塊だろうが!」と思う人もおられるかもしれない。しかしそれも悪意の塊ではなく、「誰かに認められたい・役に立ちたい」という思いの発露でしかないワケです。根っからの嫌な奴ではないんですよ。

    海外にはこういう双子レスラ―もいるらしい。寝技かけられた……くもないか

     物語を動かすために、誰かを行動原理を無視した悪人に仕立て上げなければならないとすれば、それは物語が破綻しているというワケです。正義の反対派また別の正義に他ならないというのが私の考えです。

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    要はこういうこと

     そういう物語には切磋琢磨が似合うんですが、これがま~あ美しい! 美しき友情に乾杯! そして何より竜神舎の極悪レスラーの方々!

     強面からのギャップっていうのは昔から有効な手法ではありんすが、これほどうまく使われている例を私は今までに知らない。

     この漫画、感動するシーンは山のようにあります。それこそタイトルにもなっている通りハッスル! で京都駅から彼女を送り出す瞬間。鳥肌が立つほど美しくて、今思い出してちょっと泣きそう。孤独だと思っていた戦い、実は後押ししてくれる人が沢山いたと気づく瞬間。ごちゃごちゃ理由はあるかもしれないけれど、結局皆リンダが大好きで、だから応援したいというシンプルな理由で集まって……泣けるね!

     個人的には竜神舎の強面の面々が、どんなに失敗を繰り返してもリンダを応援して、それにリンダが答えていく一連の流れが最高だと思っています。応援されるのって、実はとんでもなくプレッシャーで、それに答えるまでが一連で、そんでもってそれはそれは美しいのですよ。これも泣けるね!

     でもね、冒頭で述べた通り主人公が魅力的な存在だからこそ全ては映えるんですよ。やる気が無くて、根性も無くて、才能すらない女だったら僕らはこんなに興奮することは無いだろう。少なくともそうだ。

     結局、スカっとした話になるかどうかはそこにかかってるんですよ。最近はこんな純粋無垢なストーリーってのは少なくなってきたなァ。というか、ウけないのか。 

  3. その他雑感

     結局僕は漫画には、現実にはないある種の理想像を押し付けているのかもしれない。程度の大小はあるとは思うけれど、みんなそんな気持ちじゃあないでしょうか? 

     ちなみに途中出てきたプロレスラーはこの方たち。

    garakuta.oops.jp

まとめ

  • 嫌味のない完璧超人のサクセスストーリー
  • それでいてスポコンが良い味出してる
  • やっぱ人が誰かを応援するシーンって最高だわ

 

  泣かせにかかると超一流。いや~泣けるね!

  泣かせ上手な一色まことの他の作品はコレ。

blueshrimp.hatenadiary.jp

 

  これも泣けるね。全然方向性違うけど。

blueshrimp.hatenadiary.jp

 
 じゃあのノシ

 

青海老

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