青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想を語ります。たまにただ語ります


 主に完結した漫画の感想を書く。多分漫画の感想にかこつけたぶちまけになっていると思う。基本的に漫画を読んで「xx 感想」と調べるタイプの人を読者として想定している。要は読んだ人向け。

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ジャストミート 感想:敢えて言おう。過渡期であると


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

ジャストミート 1 (少年サンデーコミックス)

ジャストミート 1 (少年サンデーコミックス)

 

 
 敢えて言おう、過渡期の作品であると!!!

 
完成度が低いと言っているワケではない。ギャグとラブコメの少年サンデー原「アハ♡」秀則から、万能戦士原秀則への脱皮の瞬間なのである。我々は凄い速度で原秀則の進化を見てしまった。そしてそのことに感謝したい。

 原秀則の「アハ♡」。まあアオイホノオで取り上げられるまで意識してなかったんだけどね

敢えて言おう。過渡期であると

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     原秀則。人情系。さよなら三角⇒ジャストミート⇒冬物語⇒……
     当ブログ再頻出のうちの一人。

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)
     元プロ野球選手が、新しく赴任してきた高校で9人の1年生と共に、野球部を設立して甲子園を目指す野球漫画。 目立ちたがり屋で有名な、県立星高野球部。特にピッチャーの橘二三矢、センターの坂本天馬の2人は試合そっちのけで目立つことに執念を燃やし、目立つ奴ならたとえ仲間でも邪魔し、ゲームにならないこともしばしば……。しかし、なぜか試合には勝ってしまう星高。負けず嫌いなナインたちの実力で次々と試合に勝ち、着実に甲子園に向けて邁進していく。
     Wikipediaより

     端的に言えば緑山高校を結構マトモにした感じでよろしいだろうか。序盤は少なくともそんな感じ。
     いつもの通り、気になる方はWiki(ジャストミート (漫画) - Wikipedia)でも見といてください。どうみても描きかけの項目で途中で力尽きているのがよく分かるが。

     

    文庫版七巻表紙。後輩の小泉クン

  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全19巻。少年サンデーで1984~1987年頃連載。30年前か……

感想

  1. 出会い

     さよなら三角でメガヒットを飛ばした原秀則。その流れの中でこれ。ちなみに私にとっての初原秀則。野球漫画を求めていた中学生時代に読了。

  2. 何故素晴らしいか

     まず以下のグラフを見て欲しい。島本ファンにはおなじみのあのグラフだ。f:id:Blueshrimp:20180409190647p:plain
     これが結構当たっていたりする(他にも石ノ森章太郎とか、手塚治虫とかいろいろなバージョンがある)。
     その中での原秀則。見た瞬間わかる!!!! と思ってしまった。なるほど同意。
     でもねえホノオ君。原秀則はそこから劇的な変化を遂げるのだよ。さよなら三角は序章にしか過ぎないのだよ。

     と、いうわけでジャストミートである。

     序盤は完全無欠のギャグ漫画。緑山高校宜しく目立つことしか頭にない面々が対戦相手そっちのけで漫才を繰り出す。緑山と異なるのは、9人全員にバシっとスポットライトをあてるところと、ヒロインが出てくるところ。
     基本的に「目立ちたいです!!!」に端を発するギャグを全員が繰り出すワケだ。なので、そこまでギャグの幅が広いとは言えない。いやまあ面白いんだけど。

     ところがどっこいこのヒロイン共がトラブルを次から次へと持ってくるワケだ。俊足の一番打者にホームランをねだる。気付いたら剛腕エースとして立ちはだかっている。新しいヒロイン連れてくる……等々! そこにシリアスが生まれるのだ。

     進化を語るには実物を見るのが速い。ということで、1巻⇒最終巻の変遷を見よう。

    f:id:Blueshrimp:20180409193841p:plain


     これが1巻。いかにも”ギャグ漫画でござい”といった雰囲気の絵柄。頭身も低いし、表情もゆるゆる。

     ところが最終巻。怪我を押して延長戦を投げるシーン。

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     違う漫画じゃね~か!!!! 何一つ類似点がない!

     そう、ここに人情派原秀則が台頭したのである。爆誕と言っても過言ではない。

     顔のアップは韓流ドラマの専売特許と思いきや、そういや原秀則の得意とする手法でもあった。これぐらいの時期から画力が安定してきて、表情による感情の機微を出してきたのがもうたまらん。

     つまり、19巻を通してギャグ漫画からシリアスにクルっと入れ替わってしまったのだ。最終巻はほぼギャグ無し。あの軽井沢シンドロームでさえボチボチギャグが入っていたのに(確か)。

     おそらく始まった当初は誰も予想していなかった結末である。緑山みたいにアメリカでも行くんかいなとも思っていたが、そうではないのである。ええもん見ましたわ。
     

  3. その他雑感

     この漫画以降、頭身が各段に上がるとともにギャグの質も明らかに変わった。青年誌に戦場が変わったというのも大きいが。人情派ギャグになったワケだ。

まとめ

  • ギャグからシリアスへの脱皮
  • 話が変わりゃあ絵も変わる
  • 島本分析は流石の一言

 

 ちなみに外伝のふぁうるちっぷもなかなか面白い。ギャグとしての完成度が高いのだ。漫画らしいギャグ漫画に仕上がっており、侮れない。いや、侮れないっつーかなんだろう。そりゃ失礼か。

 普通に完成度高いので、是非。
 

  同じ作者の野球漫画でもここまで違うか、という一品。

blueshrimp.hatenadiary.jp

 
 この次の作品。シリアスというか辛気臭さマックス。

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青海老

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