青海老まんが日記

漫画の感想と思い出。雑記とロードバイクも。


 社外ニートがおぼろげな記憶で、基本的に読んだ人向けに完結漫画の感想と思い出を書きます。

 サイトマップから選べば、読んだことがある作品を見つけられるかもしれないです。

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【第八十五回】海底人類アンチョビー~きれいな安永航一郎~


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

 

海底人類アンチョビー(1)

海底人類アンチョビー(1)

 

 
 Kindle版が出ているではないか!!! よかったよかった。

 まあ私は当然紙で読んでいるし持っているんですがそんなことはどうでもいいです。

 海底人類アンチョビー、安永航一郎の中ではなかなか綺麗なギャグ作品ではないか? 綺麗と言うのはとんでもない下ネタと救いようのない着地がないってトコです。本人は描きにくかったかもしれないが、とても読みやすい作品に仕上がっている。ストーリーがあるからネ。
 

 

きれいな安永航一郎

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     本文。安永航一郎。当ブログでも再三出現中。すげえスレスレのネタと死ぬほど汚い下ネタを武器にサンデー系列を中心に大暴れ。

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)

     平凡な中学生荒巻圭が実は海底人類の王子だったという衝撃な事実が海から現れたムッキムキの男から告げられて物語がスタート。自衛隊やら別の海底王国やら地下帝国のモグラ人間やらが出てきて大騒ぎのところ、なんとか他の種族等々を和解して大団円。よかったよかった。
     いつもの通り、気になる方はWiki海底人類アンチョビー - Wikipedia)でも見といてください。妙な充実ぶりである。

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    (一巻表紙。冷静に見れば結構冷静にヤバい)

  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全4巻。週刊少年サンデー増刊で1992~1994年頃連載。
     

感想

  1. 出会い

     初安永航一郎が巨乳ハンターだったと思う。でザクザク掘っていくウチに全ての作品(同人誌以外)掘り終えるワケですが、その中の一つ。読みやすいな~とか思ってましたが色々と編集と確執があったワケですね。Wiki参照。

  2. 何故素晴らしいか

     本文。再三の表現にはなるが、作者本人が好むが好まざるがやっぱり読者としては完結している(あるいは完結に向かう)作品というものは読みやすいし愛が深まるものである。流れ星超一郎(吼えペン)曰く「風呂敷は広げられるだけ広げる」と言っていたが、確かにそれは雑誌掲載時とか読んでる途中とかは楽しい。それは間違いない。しかしですね、読み終わった読後感というのはやっぱり最後に見るものなのでその影響が作品に対する評価に好むか好まざるかにかかわらず影響するものなのである。

     ということでのアンチョビーである。完結作品。

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     上の画像を見てもらおう。主人公の荒巻クンに対立する別の海底王国の王女とその付き人が苦難を乗り越えて故郷に凱旋する場面である。安永フリークなら明確に分かるがギャグが弱い!!! はっきり言って、同人誌とかキャプテンでやらせたらあることないこともっと出してはちゃめちゃにすると思うのである。今でいえば東村アキコ風のギャグである。東村アキコは安全枠の内側に下がってギャグをやっているので全く安心して見れて、しかもその中で全力を出す術を身に着けている。だからおもろいわけである。

     ところが安永センセの場合は読者としても「もっとできるやろ!」と思ってしまう訳で、それがなんとなくもったいないと思ってしまうワケである。
     
     いや、このコマもめちゃめちゃ面白いのよ? でももっと出来るじゃん! と思ってしまう。実に勿体ナインである。
      

  3. その他雑感

     その代わりといっちゃあ何だが、初めての人にもおすすめし易くなっているのは事実である。完全に狂った人物(正月仮面とか)の登場は極力抑えられているので、意味は理解しながら読み進められると思う。また、王国の再建とか親和とか大義名分というかストーリーラインもまともなのでそれも読みやすい。ただ、安永航一郎の魅力が全て出ているとは私は思わない。特に終盤は風呂敷を畳むのにかなりのパワーを要求されているようで、改めて見ると結構シンドそうだな、という気持ちはある。

     

まとめ

  • 安永航一郎入門編
  • ギャグのキレはハンパないが、少ないカードでやりくりさせられている感アリ
  • 一応ストーリー付き

 

 年々言葉狩りや規制が強くなっているように思う。同人誌だと色々出来るのが現状であるが、それもそのうちとっちめられる未来は結構近い。なぜ創作は創作と割り切れないのか。偉い人にはそれが分からんのですよ。分かれや。
 
 じゃあのノシ

 

青海老

 異論/反論や取り上げて欲しい漫画があればコメントくだされば幸いです