青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想を語ります。たまにただ語ります


 主に完結した漫画の感想を書く。多分漫画の感想にかこつけたぶちまけになっていると思う。基本的に漫画を読んで「xx 感想」と調べるタイプの人を読者として想定している。要は読んだ人向け。

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【第八十九回】三つ目がとおる~和登さん萌えだと思っていたが……~


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

三つ目がとおる 1

三つ目がとおる 1

 

 

 アマゾン貼り付けて思いましたが、手塚漫画って異常なほど版がありますね。文庫版やら大全集やら初期単行本(これはもはや買えないか?)などなど……大御所ですなァ

 それはさておき、まずは和登さん萌えですね。ボクっ娘の至高ですよ。ツンデレの元祖か。ツンデレっていうほどツンツンしてないけどネ。母性愛とでも言いますか。

 しかしこれは先入観でしかなかった。

 そう、様々な媒体のせいで我々は三つ目がとおるをちゃんと読む前にある種のイメージを植え付けられているのですよ。その大半が和登さん萌えというイメージですが、実は読んでみるとそんなことはなかった、という話です。ファンタスティックなSFオカルトファンタジーなんですよこれが!

 

 

和登さん萌えだと思っていたが……

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     手塚治虫。神。

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)
     三つ目族の末裔たる写楽保介は普段は冴えない落ちこぼれの中学生で、相方の和登千代子におんぶに抱っこもいいところ。ところが額のバンソコをとればあら不思議。第三の目で難事件をアッという間に解決……ではなく余計ややっこしくするワケですよ。普段の写楽と冴えた写楽のギャップには和登さんならずとも我々もクラクラです。
     いつもの通り、気になる方はWiki(三つ目がとおる - Wikipedia)でも見といてください。

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    (全集七巻表紙。ふてぶてしい写楽クンですね)

  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     文庫版は全8巻だが、手塚漫画で全何巻とかはそんなに意味がない。何故ならありとあらゆる形式で出版され、そのたびに巻数が変わるからだ。週刊少年マガジンで1974~1978年頃連載。
     

感想

  1. 出会い

     世の中のほとんどの漫画読みにたがわず、私も手塚治虫を大体読んだつもりでいた。この読んだつもりというのがミソで、実際には半分も読んでないのではないか。思いつくだけでも、マアちゃんの日記帳とか、ルードウィヒとか、魔人ガロン? とかは読んでいない。島本和彦に怒られそうだな。とにかく、読んでないのである。
     なぜか? 量が多すぎて読めないし、そのエッセンスは次代の漫画家に引き継がれてる上に、パロディ作品が多いのでなんとなく読んだ気になってしまうのである。パラっとは知ってるしWikiは見ましたみたいな作品が多い。それでいてあまり読む機会が無い。なぜなら漫画喫茶や古本屋にも置いていない/めちゃめちゃ高いことが多いからだ。
     そういう訳で、世の中の漫画読みは明らかに必要以上に手塚治虫離れが進んでいる。これは由々しき事態だ……ということで買ってきました三つ目がとおる。ホントは手塚治虫漫画全集が欲しかったんだけど、予算的都合でパス。

  2. 何故素晴らしいか

     ほど~せ和登さん萌えでしょハイハイハイ……でスタートしたら大間違い!

     そうなんですよ。一大冒険活劇だったワケですね。それも良質の。そりゃ流行るわ、と思いました。

     今の人に分かり易く言えば、ちょっと柔らかいスプリガンに近いのか(今の人向けの説明かどうかははなはだ怪しいところではある。2017年現在)。

     スプリガンに似ていると言ったのは、基本的に部隊が古代遺跡なトコと、主人公が超人的に強いトコと、弱点がただ一つあってそれがあながち「ウィークポイント」ではないところ。スプリガンの御み苗優(漢字忘れた……)は心が弱くて何度も命取りになるが、それは弱さではないワケで。この写楽クンもバンソコ張られたら力が抜けてIQがガタ落ちになるのもそれはそれでかわいい(なんと、写楽自ら和登さんにバンソコを貼らせる場面もある。感動的ですな)。

     我々は圧倒的な主人公にはどうしても感情移入できない(ダイ大のダイとか)が、なんとなく弱さと脆さを持っている主人公には肩入れしてしまうものである。しかも写楽の場合、普段はトンでもないいじめられっ子で、言ってみれば遊戯王の遊戯と同じ立場なワケですね。

     ちなみにスプリガンと遊戯王ならどっちかと言うと遊戯王に近い。というか、遊戯王は完全に三つ目が通るを意識して……というか、カードゲームやんなきゃほとんど同じだな。言ってみれば現代風リメイクだろう。杏子もポジション和登さんと一緒だし。

     話を戻しますと、そのちょっと弱い写楽君が三つ目の力でホントに好き勝手やるわけですよ。遺跡をぶっ壊すのなんかなんのその、悪を叩きのめしたりするわけですね。言ってみればダークヒーロー。戦いの軸が正義とか悪とかではなく、三つ目族の再興ってトコが最後までブレない。どこまでも利己主義。これがイイんだよね。で、お決まりの時々情にホダされるパターン。これもグっときます。

     何が言いたいかって言うと、漫画の基本が全部入ってんのよ! ってコトです。なんかメッセージが薄いけど。少なくとも和登さん萌えってダケではない。

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    (もちろん和登さん萌えも忘れてはいけない。将来的には伊藤伸恵か和登サンと結婚したいと思っている)

     

  3. その他雑感

     一番好きなエピソードは、飼っていた怪鳥が丸焼けにされてワンワン泣くけど、その後うまいうまい言いながらむさぼり食うところ。ブラック手塚よね。あれは少年誌的にダメージキツいよな~

     

まとめ

  • 正統派冒険活劇
  • 全ては手塚治虫に通じる
  • 時々ブラック手塚

 

 何か他の漫画の紹介ばかりしていた気がするが、全ての漫画は手塚治虫神に通ずるので致し方ないところではある。もっと言うと、有名な話だがアニメ版オープニングもプリキュアと同じなので確認してみて欲しい。こっちはセルフパロというか作者一緒なのでなんだろうか、リサイクル? 
 
 じゃあのノシ

 

青海老

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