青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想文。たまに自転車乗ります


主に完結した漫画の感想を書く。多分漫画の感想にかこつけたぶちまけになっていると思う。

基本的に漫画を読んで「xx 感想」と調べるタイプの人を読者として想定している。要は読んだ人向け。

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虹色とうがらし 感想:不遇


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

 

虹色とうがらし (1) (小学館文庫)

虹色とうがらし (1) (小学館文庫)

 

 

 ブログを書くとき、最初にデジタル媒体で読めるかどうかチェックするのですが、最近は漫画村が検索の最初の方に登場するようになってしまいました。滅べ。
 
 ちなみに私は文庫版を読んでいます。文庫版、迫力は若干減るけど読みやすくて良いと思います。AKIRAとかは大判で読んだ方がいいと思うけど。

 閑話休題。虹色とうがらしでしたね。

 仲間内であだち充トークするじゃないですか。そうすると一番盛り上がるのはやっぱりH2の木根の話なんですよ。世代的にもばっちりですし。次にタッチ。大穴でみゆき(これもごく一部)。

 ……そう、みんな読んですらないんですよ! あだち充の野球漫画以外って消費が激しすぎて、みんな連載中は読むけど終わった後はそっぽ向くパターンが多すぎると思うんですよ。もっとも、世代を越えて読み継がれる漫画を何本も持ってる作家ってあだち充とか高橋留美子くらいなモンですが……。

 みんな、いつも美空はいいぞーっ!!!

 
……そう、虹色とうがらしでしたね。

 今となっちゃあ不遇の作品とも言えるでしょう。理由は後で書きまさァ。

 

 

不遇

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     あだち充。説明不要! 若い人に言っておくと、安定感抜群のミスターサンデーくらいの表現が適切か。野球漫画だけじゃないんだぜ。

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)
     異母兄弟が集まる長屋はオーソドックスにわいわい楽しいが誰も父親の顔を知らない。そんな中誰か一人だけ父親が違うという話が降って湧いて……
    いつもの通り、気になる方はWiki(虹色とうがらし - Wikipedia)でも見といてください。

    文庫版一巻表紙。この表紙結構好きなんですが多分共感は得られないだろう

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     こっちは多分コンビニ版。コンビニ版感全開である(ちがったらすんません)

  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     文庫版全6巻。週刊少年サンデーで1990~1992年頃連載。
     

感想

  1. 出会い

     存在は知っていたケド、時代が時代(と財力が財力)のため中々手に入らなかった一品。タッチとかH2って生きていたら絶対読む機会あるじゃないですか。友達の家とか、立ち読みとか、アニメでもいいですけど。で、じんべいとかショートプログラムとかの短編集(冒険少年もよかったネ!)も、意外に読む機会があるんですよ。基本的に一巻完結なので、なんとな~く古本屋とか実家にあったとかで読む機会がある。
     いつも美空とかスローステップは文庫版で三巻か四巻なんで、これは案外集めるの楽勝だったりするので、これも機会は困らない。

     ひるがえって、虹色とうがらし。文庫版で6巻っていう絶妙に集めにくい巻数なんですよ。そろってたり、揃ってなかったり。更に本屋になぜか揃ってなかったりするからタチが悪い。多分流通数事態が少ないんだと思う。正直こういう作品は埋もれさすのはヒジョーにもったいないので、いろんな手段で読んで欲しいと思っているのだけれど、その役割は漫画村ではない。誰かなんとかしてくれ~

     と、いう訳でまとめてバシっと読めたのは2017年の12月31日から1月1日にかけてです。ええ、テレビも一切観ずに一心不乱で読んでましたとも。

  2. 何故素晴らしいか

     何故素晴らしいか、というより何故流行らないかって話になります。

    一言で言うと、話の筋が無いんですよ。そして、他のあだち作品は話の筋がめちゃめちゃ見やすいんですよ。要は、「それってどんな話なの?」って疑問に答えられない。

     まだ見ぬ父親を捜しに行く話と言うと、完全にウソ。江戸の世を席巻しつつある異人どもをとっちめに行く話と言うと、何も分かっていない。七味と菜種のラブコメと言うには、成分低め。はっきり言って、ラインがたくさんありすぎて説明できないんですね。日常系ではないワケですし。強いて言えば、青春群像劇とでも言いますか。SF時代劇風青春群像劇。詰め込みすぎじゃない? コレ。

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    キャラが多すぎるから散らかる。しかもほぼ全員出ずっぱり。光画部末期を思わせる

     ページを一枚一枚めくる分には面白いんです。サブキャラクター(長男の落語家、次男の破戒僧、コメディリリーフ兼便利屋の忍者等々)はあだち作品随一の濃度を誇っていて、菜種と七味のラブコメを万全の態勢で固めてます。夷人(実は宇宙人)で話のスケールを大きくしたりも出来る。将軍の弟とかいういかにもな嫌な奴も(若干テンプレートではあるが)配置済み。話が膨らむ要素はパンパンなわけよ。

     でもね、やっぱり何かの目標に向かっていない(例えば、南を甲子園に連れて行く、とか)のがネックになっているのかね。話自体が虹色になってしまっている感じが否めないと言うか、若干とっちらかっている印象。最初から明確に「父親を探す旅」にすれば古畑任三郎形式でわりとサクっと描けたのかもしれない。でも、そういう話にはしたくはなかったんでしょうね。江戸の長屋で京大仲良くわちゃわちゃ、というのをもう少し描きたかったのかもしれないけど、いらちの読者は90年代サンデーのあだち充にそれは求めないんですよ。だから不遇の作品なんです。

     今の時代に、のんびりゲッサンとかでやったらめちゃめたやウケると思います。ま、当時リアルタイムで追えたワケじゃないんでなんとも言えないんですけど。
      

  3. その他雑感

     ごちゃごちゃ書きましたが、魅力的な作品であることは絶対に否定しない。話の本筋が無い長期連載ならではの脱線って、結構魅力的なんですよ? 今だったら絶対できない作品ではある。


まとめ

  • あだち充は野球だけでは当然ないのだよ!!!
  • 本筋が無いのが美点であり、欠点
  • 唯一無二ではある

 

 あ、あと個人的にはヒロインがそんなに好きじゃないです(笑)。ちょっと幼すぎるかもですね。

 ちなみに好きなキャラは風賀忍者の半蔵です。若干四谷さんめいてるし。

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この忍者っぽい奴。こういう人生を送りたい

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