青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想文。たまに自転車乗ります


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砂漠の野球部 感想:異端高校野球漫画のハシリ


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

 

砂漠の野球部(1) (少年サンデーコミックス)

砂漠の野球部(1) (少年サンデーコミックス)

 

 
 古代の野球漫画と思いきや、意外や意外90年代の作品だったりする。

 作者はグラゼニの人と言えば分かりがいいか。それとも俺キャプか? ストライプブルーか? とにかくその源流は間違いなくコレ。少年誌でこの角度から野球を見るのか……って感じよね。

 最近はいろんな角度の野球漫画が流行ってる。このブログでも結構紹介してきたけど、毛色としてはかなり真面目に高校野球を扱いましたってジャンル。砂の栄冠とかに近い部類。読んだことがある人は、最近の森高さんとの違いに思いを馳せよう。基本的には変わらんケド。

 読んだことない人は、さっさと読むんだ! 当時のブームも知れて一石二鳥だ! 

 

 

異端高校野球漫画のハシリ

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     コージィ城倉。またの名を、森高夕次。こっちの方が圧倒的に有名だろう。グラゼニ、ついに大当たりしましたね~。なんとなく感慨深いものがあります。ついに時代が追いついた!

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)
     正直Wikiがアホみたいに充実してる(古い作品は、たまに熱量のぶつけ方が分からんファンがWikiにトンでもないことしてる場合がある)ので改めて書くこともないかな、と。
     ざっくり書くなら「諸般の個人的な事情で野球強豪校を追放された田舎の高校で再起をかけて困難に(ワリと理性的、論理的に)立ち向かう」話です。この困難ってのがミソで、ケガとか身長とか高校野球のルールとか、なんとも言えない敵(悪ではない)なんですよね。ここに森高サンらしさが出てるのだよ!
     気になる方はWiki( 砂漠の野球部 - Wikipedia )でも見といてください。ホント充実してるんで。

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     九巻表紙。絵柄が古い! 最近の俺キャプとかでも大分古いと思ってるのに、輪をかけて古い(ちなみに、ネームのセンスも大分古いゾ! 私は頻出する温泉マークがお気に入りだ!)

  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全11巻。週刊少年サンデーで1995~1997年頃連載。
     

感想

  1. 出会い

     中学生の頃合い、野球を始めて直ぐの頃に読んでしまったのだよ。近所の古本屋にズラり揃っていたので、何となく読み始めて引き込まれてしまった。それまでに知っている野球漫画と言えば、「4P田中くん」「ドリームス」「県立海空~」「ミスフル」「ドカベン」……アレ、一応私90年代の生まれなんだけどな。何かズレている。
     とにかく、上の漫画とは何か違うな、という感覚を抱いた。その時は何が違うのかが分からなかったが、今ではアホウのごとく漫画をバカスカ読んだのである程度は分かる。
     ちなみに、予備校時代に全巻買いなおしました。

  2. 何故素晴らしいか

     良くある野球漫画との決定的な違いは「主流に成る気が全くない」ってことなんですよ。全く何言ってるかわからないと思うので、説明しますね。

     例えば「ドカベン」があります。ホームランかっ飛ばして、そこそこの前向きな逆境や困難を王道のごとく乗り越えて勝つ。正統派です。

     「ドリームス」も久里の圧倒的な実力でグイグイ引っ張っていく(少なくとも、最初はそうだった)。これも王道。「第三野球部」も努力と根性の正統派だ。

     翻ってこの漫画、「鳥取とかいうド田舎」「監督が女」「野球強豪校をクビになった面々」「転校生なので一年公式戦で戦えないオマケ付き」「メインヒロインが暴力女(千鳥かなめかよ)」という状況なんですね。王道とは全く以って程多く、しかも王道になる気がさらさらないんですよ。

     私が少年時代にワクワクしたのは、多分この部分だったんだと思う。自分が王道ではない(そして、王道にはなれないand勝てない)と思う中で何故か共感してしまったんですね。多分この時分に巨人の星を読んでも似たような感想だったと思う。星クンも亜流ですからね。知らない人は勘違いしがちですけど。

     まず主人公からして超不憫。名門校のエース張れる素材でありながら、鳥取に追放。やっと勝てる見込みが付いたと思ったら身長が伸びすぎてバランスを崩して投手として完全にダメになる。やっとの思いでアンダースローを習得したと思ったら、ケガで投手人生が終了。こんな主人公いますかい? 自分の力でどうにかならない壁が多すぎるんですよ。それをあの手この手で乗り越える、そういうのが楽しいんだ。

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    ちなみに好きなキャラはマカオです。コメディリリーフっていいよね


      

  3. その他雑感

     島本和彦の名言「不可能をなんとかする」が心に響く今日この頃。不可能を可能にするのは完全にムリだが、不可能をなんとかするのはできる。そういう面持ち。

     

まとめ

  • 明らかに王道でない展開に共感できてしまうのよ
  • どうにもならない壁をなんとかして突破するのが魅力
  • 不可能をなんとかする

 

 他にも「グレた中学生に目にもの言わす」とか「ヨゴレのギャグ」なんかを多数収録。亜流なのよね、基本的に。

 他のトンデモ野球漫画の感想は以下。

 

blueshrimp.hatenadiary.jp

 

 

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 じゃあのノシ

 

青海老

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