青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想を語ります。たまにただ語ります


 主に完結した漫画の感想を書く。多分漫画の感想にかこつけたぶちまけになっていると思う。基本的に漫画を読んで「xx 感想」と調べるタイプの人を読者として想定している。要は読んだ人向け。

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【第六十六回】ストッパー毒島~リアル過ぎて嫌なくらい最高~


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

 

ストッパー毒島(1) (ヤングマガジンコミックス)

ストッパー毒島(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

 

 努力してやるしかねえんだよ! ってことをまざまざと見せつけてくれる作品。あまりにリアルだから、そういう感想になる。

 

 

メッセージ

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     ハロルド作石。BECKの方が有名かな?

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)

     剛速球高校中退ノーコン左腕の毒島大広が、しっかりとプロの洗礼を浴びて、努力と根性と執念で弱小チームを優勝に導く、、、ワケではなく、優勝のための1ピースでしかないのが特徴。それがリアル。
     いつもの通り、気になる方はWikiストッパー毒島 - Wikipedia)でも見といてください。

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    (十一巻表紙。漫画的でイイ)

  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全12巻。ヤングマガジンで1996~1998年頃連載。
     

感想

  1. 出会い

     名前は知ってた。なぜかと言うと、2chの「マイナーな名作を挙げるスレ」とか、「おすすめの野球漫画で打線組んだ」とかで挙がるからだ。

     あー、今の嘘です。当時(2000年代中盤)は「打線組んだ」とかは無かったです。謹んでお詫びいたします。アレ割と最近のノリだからね。

     とにかく、存在は知っていまして、で、そんなに言うならということで買うワケですよ。

  2. 何故素晴らしいか

     大きく分けて、二点。

     まずは、主人公が優勝のための一つのピースでしかないこと。

     いやこれ基本と言えば基本なんですが、野球漫画ってどうしても主人公の大活躍で基本勝ちますよね。エースで四番で、ホームラン、、、というのは最近減ってきたような気がするけど、それでも投手なら完全試合だぜ! みたいなところはある。

     でもストッパーなんですよ。大広は。ストッパーって(水島新司のアレを除けば)チームが勝ってなきゃほとんど出番はないワケですよ。そりゃあロングリリーフとかはありますが、でも基本的には受け身なポジションなワケですね。

     私の記憶によれば、確かベイスターズのTBS時代に、寺原か山口俊を開幕からストッパーに据えたことがあったんですね。で、どうなったかというと一カ月ほぼ登板なし。もちろん横浜はボッコボコですよ。暗黒時代の真っ盛りの頃でした。tvk付けた頃には試合が終戦を迎えていた時代ですね。

     そんなこんなでストッパーっちうのはチームの1ピースでしかないわけですよ。野手なら、どんなに小さい選手でもホームランだなんだって言って得点できるんだけど、投手はそうはいかない。三者三振でも0点なのが野球の面白いところだ

     だからこの作品、必然的に他の選手が超魅力的になるんですよね。個別の選手について解説してもいいんですけど、やっぱり一番好きなのはウェイク国吉でね。

     ウェイク国吉。鳴かず飛ばずのスラッガー。めっちゃ不器用で、友達思いで、熱血漢で、そしてチーム一の努力家。こうありたいって思わせる選手。実際は私は成りたくて、惜しいところまでいった気はしますが、成れなかった。

     まあ憧れなんですよ。毒島にはなれません。ドカベンも無理です。沢村栄純も難しいです。でも、ウェイクなら私の地続きの世界にいそう、、、という感覚を与えてくれるんですよ。いや、これホント。

     でね、中盤くらいでみなさんウェイクの大ファンになる(私だけか?)になるんですが、終盤、ナックルボーラーとして奇跡の登場。連投がめちゃめちゃ効くという設定(実際中二日とかはどうなんだろうか?)で、連戦連勝。完全にヒーローです。多分単純な貢献度だと毒島より大きい気がする。

     で、途中に彼はイチローに粉砕されるんですが、そんなところもイイ、、、というのは、肩入れしすぎか? でもその失敗が、野球ってのはチーム競技だってのを改めて理解させてくれるんですね。よかったよかった。

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    (みんなのヒーローウェイクさん。この後待球作戦で炎上する)

     で、そんなウェイクさんを見ていて努力の大切さを知る、と。
     最近は努力しなくても、、、的な漫画が多く、なんとなく私もそれに影響されがちではあるが、そんなことはないのである。

     いや、ウェイクだけではない。個人的にグっときたシーンは、練習嫌い(というてい)の三条が早出でバント練習するシーン。そこでこのシーンか、、、と思っていたく感動した記憶がある。

     また、毒島がウエイトをしている場面で、何かと理由をつけて何回か多く持ち上げるシーンがあるが、めっちゃわかる。そういうリアル感がいいんだよ。

  3. その他雑感

     リアル感を支えるのは、毒島が普通に二軍に落とされたり、スピードガンコンテストが130キロ台半ばだったりするところだ。こういう細かいくだりの積み重ねが現実感を与えてくれる。

     

まとめ

  • やっぱ努力って美しい
  • 主人公が優勝のための1ピースでしかない
  • ウェイクが好き

 

 不器用な選手は魅力的だ。でも現実だとどうなんだろうなぁ。一緒に働きたいかといわれると疑問かもしれない。
 
 じゃあのノシ

 

青海老

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