青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想文。たまに自転車乗ります


主に完結した漫画の感想を書く。多分漫画の感想にかこつけたぶちまけになっていると思う。

基本的に漫画を読んで「xx 感想」と調べるタイプの人を読者として想定している。要は読んだ人向け。

タバタ式から辿ってきた方は、恐れ入りますがグローバルナビゲーションのロードバイクの部分から飛んでください。最近サボリ気味

シャカリキ 感想:王道


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

 

シャカリキ!〔ワイド〕(1) (ビッグコミックスワイド)

シャカリキ!〔ワイド〕(1) (ビッグコミックスワイド)

 

 

 王道。これっきゃない。元祖にして至高。もっと知名度あっていいんじゃない?

 ポジションは、サッカーで言うところのキャプ翼、野球のドカベン、テニスのテニプリ、、、なんだけど、もっとみんな読もうよ! というところです。絵が受け付けないという説はあるが、問題ではない。 

 

メッセージ

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     曽田正人。私はめ組の大吾で知りました。熱い!

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)

     坂ばっかりの街に引っ越してきた野々村輝が、ヒルクライマーとして努力・根性そして才能で他を圧倒する話。基本的には、彼に周囲がブン回される。
     いつもの通り、気になる方はWikiシャカリキ! - Wikipedia)でも見といてください。

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    最終巻表紙。結局劇中主人公と一瞬でも視線が交差したのは同級生の彼だけかもしれない。どっちにしろ彼方に去ってしまうだろうけど

  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全18巻。少年チャンピオンで1992~1995年頃連載。

感想

  1. 出会い

     高校生の頃! まだ私が白球を追っていた頃ですが、文庫版が本屋に売られていました。当時その地元の本屋は文庫版の漫画はカバーかけないという良く分からないルールを採用していたおかげで、私は大量の過去の名作に出会えたわけです。デビルマンとか、レベルEとか、、、。そんな中で出会った名作のうちの一つ。これが毎月二冊ずつ販売されていくんだったかな、もう待ち遠しくてね。
     
     でもロードレースとか正直良く分かっていなかったから、なんかめちゃめちゃストイックな奴が死ぬほど熱いぞ、としか思わなかった。当時はそれで十分面白かったっちゃあ面白かったんですが。

     で、月日は流れ大学生になり、いろいろあった末に自転車競技部の門を叩いた私は、部室で偶然シャカリキ(今度は普通の新書サイズのやつ)に出会うワケですね。確か入部して一年くらいして読んだ気がする。

     いやこんなに面白かったっけ、、、、!!! という衝撃でしたね。ちなみにほとんど三本ローラーの上で読みました。

  2. 何故素晴らしいか

     結局のところ、一回目では面白さを完璧に理解することは出来ていなかったんですね。一回目で完璧に面白さを、もし理解できていたら、もしかすると私が山本元喜の代わりにジロを完走していたかもしれません。ちなみに同世代。

     昔の私は、ロードレースをこれっぽっちも理解していなかった。大多数と同じで、自転車競技と言えば競輪しか知らなかった。だから山を登るとか信じられないくらいの台数でレースするなどの現実感が全く無かったので、ファンタジーとかと同じ読み方をしていた。

     ところがどっこい、野々村輝はファンタジーでもなんでもなく、どちらかというと現実に近い存在で、でもとんでもなく遠いところにいる存在だったんですね。別にこのマンガは必殺技も出ないし、ケガもするし、あり得ない挽回も(多分)なかったような気がする。そのことに気付けなかった。

     要は、超人オリンピックじゃないってコトなんですよ。だからこそ、ある程度の経験をこなした大学の頃に読んで、「これは、、、参った」という感想を抱くんです。

     自転車競技に携わる人間って、程度の差こそあれどちらかというとマゾヒストの気質で、ストイックな人間が多いんですよ。それでも、これを読んだらやっぱり自分には何か足りない・足りなかったと自覚させられる。とんでもない漫画ですよ。

     子供のころに無邪気に読んで、「輝頑張ってるな」という感情とは、少なくとも全く違うものが胸の中に生まれる。

     劇中、母親を代表して輝を理解できない人間が何人も出てくる。昔は、そういう人間は「なんて分からずやなんだ」と思っていたが、今ではその気持ちもわかる。はっきり言って、理解できないだろう。でも、私も野々村輝になりたいんだ。今思い出した。
     

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    この左下のコマのひと踏みがどれだけ苦しいものかは、今では良く知っている  

  3. その他雑感

     そのあと僕はインカレに出たりして、幸いにも世代トップ層の走りを真近で見れた。レース中なのに笑ってしまったのを覚えている。これは無理だ、と。

     多分もう一度この漫画を読むと、今度は笑ってしまうだろう。人間絶対に勝てない相手を見ると笑ってしまうものだ。

まとめ

  • フィクションだけど、ファンタジーじゃない
  • 歳を経ってわかるのは、ストイックにはついていけないことがあるということ
  • 自転車をやっていて分かるのは、ありそうで、できそうで、でもとんでもなく難しいことをやっているということ

 

 みんな読んだ方がいいとは言ったが、多分自転車やってたら十倍は楽しめる。

 ちなみにユタ監督が、どこかでダグラムのオープニングをつぶやくシーンがあったのだが、実は注釈でのJASRAC表記が無かったりする。是非探してみてほしい。

 他の自転車漫画の感想は以下

blueshrimp.hatenadiary.jp

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 じゃあのノシ

 

青海老

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