青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想文。たまに自転車乗ります


主に完結した漫画の感想を書く。多分漫画の感想にかこつけたぶちまけになっていると思う。

基本的に漫画を読んで「xx 感想」と調べるタイプの人を読者として想定している。要は読んだ人向け。

タバタ式から辿ってきた方は、恐れ入りますがグローバルナビゲーションのロードバイクの部分から飛んでください。最近サボリ気味

宇宙家族カールビンソン 感想:どこ食っても同じ味。でもそれがいいのよ


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

 

宇宙家族カールビンソンSC完全版(1) (アフタヌーンコミックス)

宇宙家族カールビンソンSC完全版(1) (アフタヌーンコミックス)

 

 
 あさりよしとお。最近は「ロケット漫画家」として広く膾炙しているはず。この前仕事でロケット関係のこと調べてたらあさりセンセのイラストを発見! いや~趣味を突き詰めると気付いたらビジネスに寄っている、こういうのがいいんですよね~

 もっとも、そんなビジネスマンライクは話がしたいわけではなくて今回のカールビンソン! 表題にある通り「どこ食っても同じ味」なんよね。

 ……乏しているって? いやいや、今の世の中どっちを向いても「どこ食っても同じ味」の漫画ってありますかね? ギャグやってたかと思ってたらバトルものになったり、おねショタだと思ったら気づいたら掘られてたり、柔道漫画だと思ったら野球漫画になっていたり……

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 某世界的柔道漫画

 そんなワケで、このほのぼのSFコメディというともすると宇宙戦争しちゃうような路線で完結まで(ほぼ)走り切ったという、近年まれに見る漫画なワケよ……近年?

 

 

どこ食っても同じ味。でもそれがいいのよ

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     あさりよしとお。SFロケットおじさん。短編集収録の『木星ピケットライン』を高校生で書いたと知ったときの衝撃よ。

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    インターステラテクノロジーズHPより。おれァ感動したね

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)
     宇宙船に取り残された人間の赤ん坊を毛むくじゃらの宇宙人おばはんとロボ風おとうさんが一人前に育て上げるハートフル・ストーリー……と見る向きもありますが、基本的にはSFドタバタコメディです。分かり易くいうと、「高橋留美子ーラブ+SF+ロリっぽさ+獣人+……あ~全然分かりにくいわ。エロ抜きあじまになるのか? でもそうすると竹本泉になるしな。とにかく読もう! 今ならKindleで読める!
     いつもの通り、気になる方はWiki(宇宙家族カールビンソン - Wikipedia)でも見といてください。

     

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     文庫版最終巻表紙。帯が泣けるね

  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全11巻(SC完全版)。月刊少年キャプテンで1985年頃(~1992くらい?)連載。細かいことはいいんだよ!

感想

  1. 出会い

     古典なのでもちろん存在は知っとったのよ。でもなかなか手が出なくてねぇ。何でかと言うと、やっぱり完結してない(という話)なのがネックやって。

     でもとにかくSC(少年キャプテン)完全版はとりあえずまとまっているということで一巻ずつ高校生の時分に買ってみたワケですわ。そしたら開けてビックリ玉手箱、どれから読んでも完結してなくてもOK! ちうワケですわ。

  2. 何故素晴らしいか

     ホームコメディではなく、SFなんでもありギャグ漫画だとおじさん思うのよね。だってこれ(↓)見てみ?

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     9巻の最初のページ。交番爆破からスタートする漫画がホーム・コメディと呼べるだろうか?

     ベルカちゃんかわいい!!! ……ではなくてよ、まずこの見開きの登場人物が問題なのよね。最初から「風来坊」「怪人」「獣人怪力娘」「ロボット一家長男」。

     いや~これなんよ。この無法地帯が心地良いのよね。今風に言えば「実家のような安心感」になるねんけど、日本のSFコメディの集大成がここにあんのよね。まず「怪人」が一番常識人なのもまた笑えるねんけど。初めて出てきたときすらこう小物感が拭えなくて、そういうギャグをさんざんやって常識人ポジションに落ち着く、と。いや~ほんわかやね

     「ロボ一家」も初登場時は肩パッドランチャーで電車を破壊する堂々たる登場をした(記憶がある)後はトラブル・メイカー兼つっこみという貴重な役割を果たしていてね。

     そういういろんな属性のキャラが居座れる、そういう空間をうま~く作った作品なのよ。違和感なくどんなキャラをも溶け込ませる。これぞカール・ビンソンという素晴らしさやね。小ネタも満載やし。「異世界でやんす~」みたいに最初に肩凝るような設定をぶちかまさんと、なぜか現実とは極めて乖離した空間になってて、それがまた極めて自然な……という古き良きかな。

     最近の漫画(というと溢れだす懐古厨感ですが)はね、やっぱりかわいそうなことに四方八方から叩かれ得るし、なおかつ複数テーマが要求されるのよ。どたばたコメディだけ書いたらOK! というワケにはいかんのですわ。それでいいのに……。最近やと藤岡拓太郎氏なんかがいいよね。ギャグに尖っていて

    www.takutaro.com


     せやからおじさんやっぱり少年キャプテンみたいな無法地帯が必要やと思うのね。別に商業ベースでなくてもいいけど、今のtwitterみたいにうp(この表現は太古の昔に絶滅したか?)した瞬間全方位から無差別に爆撃されるような環境では第二のあさりよしとおとか安永航一郎とか島本和彦は生まれやんのですのよ。Edgeの利いた作品はね、カドをそがずに育てる環境が必要なんよ。
     

  3. その他雑感

     ちなみに一番好きなキャラはベルカです。マイペースな女の子、いいよね~。しかもタフ! ガサツな女の子、大好きですわよ。マイ・モスト・フェイバレット獣人に推したい。結婚の挨拶に行きたい。オヤジにぶっ飛ばされそうだけど……

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     10巻くらいの話。右はライバルのライカさん。終盤はベルカ(ライカ?)メインの話が増えておじさんうれしいです

まとめ

  • あじまーエロ+フェチ+SF
  • 無法地帯
  • ベルカ萌え~

 

 P.S:誰か『ラジヲマン』読ませてや……
 
 他のSF作品の感想は以下。

 

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青海老

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