青海老まんが日記(漫画の感想文垂れ流し)

主に完結漫画の感想を語ります。たまにただ語ります


 主に完結した漫画の感想を書く。多分漫画の感想にかこつけたぶちまけになっていると思う。基本的に漫画を読んで「xx 感想」と調べるタイプの人を読者として想定している。要は読んだ人向け。

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やったろうじゃん!! 感想:熱血と葛藤


 漫画も人もいい所だけを見つめよう

 

やったろうじゃん!!(1) (ビッグコミックス)

やったろうじゃん!!(1) (ビッグコミックス)

 


 埼玉の高校野球ものと言えばラストイニング(ミスフルもか?)が初めに出てくる人が多いと思うが、私にとってはやったろうじゃん! である。

 ネットの評判を見ると、18巻の性犯罪的な所が取り沙汰されてばかりだが、本質はそんなところじゃあない。

熱血と葛藤

概要

  1. 著者(私の主観と記憶に準拠)

     原秀則。焔モユル的には「ムフ❤」であるが、私にとってはコレが初原秀則だったのでそんな感覚は全くない。ジャストミートかレガッタが代表作。

  2. あらすじ(これも私の主観と記憶に準拠)
     一時代を築いた高校球界のエースが監督として弱小新設校に赴任。口下手なスパルタという一歩間違えれば柏葉監督もびっくりなシゴきもありつつ信頼関係を築く(ネタバレしない程度のあらすじはこんなもんです)
     いつもの通り、気になる方はWiki(やったろうじゃん!! - Wikipedia )でも見といてください。

    やったろうじゃん!!(18) (ビッグコミックス)

    話題の18巻表紙。こう見るとやはり主人公は監督である
  3. 概要(巻数、掲載誌・時期)

     全19巻。ビッグコミックスピリッツで1991~1996年頃連載。

感想

  1. 出会い

     中学生の頃に本屋で見つけて、すぐさま全巻買い揃えましたよ。19巻だけなっなか見つからなかったのを覚えている。確か近所の夜中しか空いてない不思議な古本屋で見つけた記憶がある。今はブックオフオンラインという強烈な見方がいるので、絶版本を求めて古本屋行脚をするということも無くなってしまった。良いことなのか、悪いことなのかは分からない。オネアミスじゃないけど。
     ちなみに古本屋行脚を私はツールドブックオフとか言って割と楽しんでいた。だんだん重くなる背中がさながら亀仙人の修行のようだった。

  2. 何故素晴らしいか

     熱いんだよ、ホント。泥臭い。ホントにさよなら三角の人? アハの人なんスか? と思わんばかりでしたよ。 ジャストミートからの大転換ですね。

     埼玉のぱっとしない、どこにでもあるようなそこそこの高校に、甲子園優勝投手が赴任するところからスタート。裸がユニフォームとかではなく、リアル路線。

     理論がどうとか教育がどうとかはともかく、熱いのよ。物語の大半は主人公(初代)の三年春〜夏。凝縮されてんのよね。

     しかもね、監督とか部長含めて全員超人間臭いのよ。たまらんね。中期原秀則画風であそこまでやられちゃあたまらん。読んでるこっちもめちゃくちゃやる気でる。高校の時は読んでいていてもたってもいられず素振りに飛び出したりもした。

     めちゃくちゃ人間臭い監督が、柏葉英二郎より若干マシかな〜みたいなシゴきをするんですが、そこに耐えて耐えてようやく勝つ。ようやく次のステップが出てくるのが最高。ほぼほぼ根性論なんですけど、大好きです。

     個々人に葛藤があってさ、みんなキャラ立ってて。フォーカスがまた上手いんだ。サードの吉田なんてお下劣極まりないんだけど、もう思い出すだけで泣けてくる程度には真っ直ぐで。

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    お世辞にも主人公顔とは言えない。でも熱血。最高

     元エースのキャプテン、加納クンも忘れられない。私は今26歳なのだが、おそらく18歳の彼よりはマチュリティーは低い気がする。あの原秀則が描く妙に大人びて、それでいて熱いキャラクターになりたいと思っているが未だになれないのはおそらく素質のせいか。後天的にでもいいので、彼に近づきたい。

     読んでいると無性に高校野球がやりたくなる。こんな思いでやっていたハズだが、こんな思いにはなりきれなかった。レギュラーではなかったからかもしれない。努力することに満足してしまっていた。

     社会人になった今なら喜多条(監督)の気持がわかる。伝えたいことは山のようにあるが、それが伝えられないもどかしさ。そして、自分はプレイヤーでないことの悲しさ。そんなことも言ってられない立場。もしかすると、喜多条が一番子供なのかもしれない。少なくとも大垣より吉田より、喜多条が一番不器用なのである。
     

  3. その他雑感

     一部表現に問題がある漫画かもしれない。でもそれがどうしたって言うんだ?
     

まとめ

  • 結局のところ、「へへ、過去を振り返ってるだけじゃダメだけど、 がんばってたことを思い出すのは悪くないな」(※パワポケ5の水木卓です)という気持ち。一言でまとめるとコレ

 泥臭くて、熱い。それに尽きますな。大事なもんを失くしちまったと思ったら読んでみても良いかもね。


 他にも原秀則作品は諸々読んだ。実はシーソーゲームがイチオシ。知名度低いけど。

 

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  無論SOMEDAYもお薦めだ。人情やらせりゃ強いよなァ。

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青海老

 

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